No.229 【特選】群青色錦紗地百花繚乱刺繍振袖 一式
税込
【寸法】
身丈:4尺2寸5分(約161.5cm)
裄:1尺6寸5分(約62.7cm)
袖丈:2尺9寸0分(約110.2cm)
袖巾:8寸3分(約31.5cm)
【素材】
正絹
【商品について】
紅白の南天がたわわに実り、大輪の牡丹をはじめとする四季の花々が咲き誇る百花繚乱の図。夜空のような深みのある群青の錦紗地に、友禅染と日本刺繍で丁寧に描かれた昭和初期のアンティーク振袖です。
植物のある景色の冴えた空気までもが感じられるような、生き生きとした表現が見事です。
牡丹に施された日本刺繍は当時のもの。金糸銀糸、赤や桃と繊細に色を変えながら刺された刺繍は大変写実的で瑞々しく、花びらの柔らかさが伝わってくるようです。
肩回りに描かれた南天は「難を転じて福となす」に通じ、大変縁起の良い文様。お召しになるお嬢様の幸福を願ったものでしょう。
色やけしやすい群青色も美しく保たれており、昭和初期の作品ながらコンディションも良いものです。
振袖の気品を生かすよう、色を抑えた同年代の丸帯を合わせ、格調高くコーディネートしました。長寿を表す松が重厚感を与え、クラシックな着こなしをお楽しみいただけます。
主役らしい特別感が漂う赤色の小物がおすすめ。アンティークの面影を残すふっくらとした丸ぐけ、絞りの帯揚げを合わせました。南天や牡丹の主赤と呼応し、華やかな雰囲気になります。
当時の優れた職人の技術を集結して仕立てられた素晴らしい逸品です。美術品を纏うような豪華な装いをご堪能ください。
<セット内容:振袖・丸帯・帯揚げ・帯締め・重ね衿・長襦袢(白半衿付き)>